カシメの取り付け方法

技術系
カシメの道具


はじめに

レザークラフトで カシメ の取り付けはよくある作業です。

アクセントにもできますので取り付け方は習得しておきたいところです。

レザークラフトを初めていろいろ作るようになったら持っておきたいアイテムのひとつです。

取り付け方も簡単ですよ!


カシメとは

革同士を固定する方法のひとつで、装飾の意味もあります。

カシメ を扱うには専用の道具が必要です。

そんなに難しいものではなく、コツさえ掴んでしまえば簡単に取り付けることができます。

また、カシメ と同系統で少し道具が変わりますが、ジャンパーホック、スナップボタン もあります。


カシメのそれぞれの部品名

カシメ

画像の上にある部品は「頭」とか「メス」などと呼ばれる部品です。

下にある部品は「足」「オス」などと呼ばれる部品です。

外径や色、足の長さなど様々なので、作品の個性を出しやすい部品です。

足については穴が開いたタイプを「両面カシメ」と呼び、穴を塞いだタイプを「片面カシメ」と呼びますので、足については2種類あります。

足の一部はわずかに潰されていて、頭を付けた時に程よく嵌りポロッと落ちないようになっています。


打ち台と打ち棒

板状の道具が 打ち台 、円柱状の道具が 打ち棒 といいます。

画像では判りにくいかもしれませんが、打ち棒 の先端部分は打ち台のように凹んでいます。

打ち台の裏は平らになっています。

丸く凹んでいる打ち台部分に、両面カシメの足を置いて 打ち棒 に 木槌 で叩いて加締めていきます。

打ち台 の裏の平面部分には片面カシメの脚を置いて 打ち棒 に 木槌 で叩いて加締めます。

カシメ に圧力がかかりますので、打ち台、打ち棒 の形状が悪いとその形状がカシメに写ってしまいます。

画像の 打ち台 は安価なタイプなので、よく見ると凹みの中央が少し不自然になっています。

そのため、その形状がカシメに写ってしまいます。

綺麗にカシメをしたい場合は打ち台と打ち棒もメーカー製の綺麗に成形されたものが良いです。

サイズもいくつかありますのでご希望のタイプを選びます。

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誠和(Seiwa)


加締めの仕組み

加締めの様子
カシメの仕組み

木槌で打ち棒を打ち付けて固定します。

足の先端がつぶれ、頭の中で広がることで外れなくなるのがカシメの仕組みです。

そのため、ある程度木槌で打ち棒を打ち付ける必要があります。

また、カシメの仕組み上、足の長さはある程度革から飛び出す必要があります。

1mm程度は革から足が出るように足を選びます。

逆に足が長すぎるとしっかりとカシメることができません。

注意事項がひとつあり、打ち棒は垂直に打ち付ける必要があります。


打ち棒は垂直に打ち付ける

打ち棒 が斜めになっていると斜めに力がかかり、足が折れたように斜めにずれてしまいます。

そのため、表と裏の カシメ の位置がズレてしまうので見栄えが良くありません。

菱目打ち を持つのと同じ持ち方で 打ち棒 を垂直に保持し、木槌 で真上から打ち付けます。


よくある カシメ のセットですが、サイズ、色も数種類ありますので練習用、初級用としては最適です。

また、こちらのセットに入っている打ち台は丸いタイプです。

できれば足の長さも数種類用意しておきたいです。

慣れないうちは失敗してもいいように真上に打ち付けられるように練習すると良いですよ!


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