レザークラフトで使用する穴あけポンチ

道具
穴あけポンチ


穴あけポンチとは

革に穴開ける道具です。

丸革を通すための穴や、デザインとしての穴、 ボタン や カシメ などを取り付ける際に使用します。

下敷きに カッターマット などを敷いて 木槌 で叩いて穴を開けます。

穴を開けた際にできるカスは穴あけポンチ横に開けられた溝から出てくるようになっています。


穴を開ける

最初に手に入れた穴あけポンチ

最初に購入したレザークラフトのセットに 穴あけポンチ は付属していましたが、まったく穴が開きませんでした。

安すぎてまともに刃が付いていなかったようです。


電動ドリルを使って砥ぐ

砥がれていない状態だったため、電動ドリルに取り付けて砥石に付けて回転させることで砥ぎました。

わりと荒業です。

多少穴は開くようになりましたが、穴を開けた後革に大きな穴が開いてしまいます。

これは 穴あけポンチ の形状によるものです。


穴あけポンチの横から革が出てくる

開けられる穴のサイズは 穴あけポンチ の内径で、 穴あけポンチ の先端部分はテーパー状になっています。

このテーパー状の部分が革を押し広げてしまうため穴が大きくなってしまいます。

仮に逆にした場合、 穴あけポンチ の外形に刃を付けて内側をテーパー状にすると穴を開けた際にできるカスが詰まってしまいます。


穴あけポンチの横からカスが出る

通常は横に開けられた穴からカスが出る様になっています。

そのため、テーパー状の部分がなるべく鋭角なタイプが良さそうだという結論になりました。


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ネジ式の交換型穴あけポンチ

交換型穴あけポンチ

このタイプはホームセンターで購入しました。

先端部分がネジ式になっていて、交換することで柄が1本で済みます。

場所を取らない省スペース型の穴あけポンチですが無くさないように注意します。


横の穴からカスが出る

柄の横に穴が開いていますので、この穴からカスが出ていくようになっています。

この商品だけかもしれませんが、この商品の決定的な問題が1つあります。

それはどれが何mmなのか書かれていないので、使用するたびにノギスでサイズを測る必要がありました。

残念ながら現在はほぼ使用していません。


Amazonで手に入れた穴あけポンチ

現在時々使用している 穴あけポンチ はこちらです。


穴あけポンチ

全17本あり、サイズも径が小さいほど細かいです。

0.5mm、0.8mm、1mm、1.2mm、1.5mm 、 1.8mm 、 2mm 、 2.5mm 、 3mm 、 3.5mm 、 4mm 、 4.5mm 、 5mm 、 5.5mm 、 6mm 、 7mm 、 8mm

先端の刃の部分は雑ですが砥がれているようで、そのまま使用できました。


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ロータリーパンチ

最もよく使用しているのはこちらです。


ロータリーパンチ

ホームセンターで手に入れた ロータリーパンチ という道具です。

革を握ることで穴を開けられる静音タイプです。


ロータリーパンチの拡大

黄色の部品をグルグル回してサイズを変えることができます。

内部にストッパーが付いており、サイズを小さくしていく方向に回りますが逆には回りません。

サイズを決めたらグラグラしないようにバネでしっかりと固定されているようです。


ロータリーパンチの失敗しない使用例

完成したキーホルダー

例えば、幅が20mm前後の上の画像のようなキーホルダーを作ろうとしたとします。

ロータリーパンチ を使う場合は少し注意が必要です。

カシメ や ボタン の穴を開けるときにど真ん中に穴を開けないと位置が乱れてしまいます。


穴を開ける

これは構造上の問題ですが、 穴あけポンチ の役割を果たす棒状の部品が真上から真下に降りるわけではありません。

そのため、ロータリーパンチ は柄を握っていくとロータリー部分が手前に動いていきます

そのため、上の画像のように革を横の状態で穴を開ける場合、革の中心に位置を合わせてもわずかに位置がズレてしまいます。

大きくズレるわけではありませんが、精度を要求する場合は注意が必要です。


穴を開ける

そのため、穴が縦にズレてもいいように上の画像のようにして穴を開けます。


穴を開けた
穴のズレ

判りにくいかもしれませんが、革の先端に穴を開けた後に目打ちで目印を付けて穴を開けました。

穴の位置を注意して開けましたが、結果このようになりました。

わずかに穴の位置がズレているため、カシメた時に影響が出てきます。

画像では0.8mmもずれていますので、残念ながら最後の最後で失敗作となりました。


穴あけポンチを使った穴の開け方

穴あけポンチ も刃物に属します。

手に持っている 穴あけポンチ を革にズレないように押さえながら軽く回すようにして叩くと良いです


穴あけポンチのまとめ

穴を開けた結果

2mmの革に5mmの穴を開けてみました。

一番綺麗に開いているのはネジ式となります。

刃先から手前部分の角度が緩いため、実寸に一番近いです。

他2つは穴の径が5.2mmと0.2mmほど広がってしまっています。

これくらいなら誤差の範囲として許容範囲なのかなと思います。

穴のサイズは カシメ やボタン 用に穴を開けるときは小さくても2mmから。

大きくても6mmまでのサイズで、0.5mm毎にあると色々使えます。

0.5mm~1.8mmのサイズはデザイン用で使うのかなと思います。

そのため、手軽なのでメインで使用しているのが ロータリーパンチ です。

なによりサイズを簡単に変えられて 木槌 で叩かないので音がしない。

5mmが無いので5mm以上の時は穴あけポンチを使用しています。

穴を開ける位置がシビアな場合は 木槌 で打ち付ける穴あけポンチが良いと思います。


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