無料の型紙付きマチ無し名刺入れの作り方

無料の型紙データ
名刺が10枚程度は入る


はじめて作る名刺入れ

簡単に作れるマチの無い名刺入れの作り方と無料型紙データです。

この名刺入れはスナップボタンやカシメも無く、手縫いだけなので簡単に作れます。

名刺入れは基本的な形状にしてあり、長めの型紙なので「角を丸くする」「ボタンを取り付ける」といった工夫をしやすいかと思います。


マチ無し名刺入れの作り方

無料のマチ無し名刺入れの型紙を用意

マチ無し名刺入れの型紙をダウンロードして印刷してください。

印刷時はサイズに注意して縮小されていないか確認しておいてください。


型紙のカット

印刷したらカットして使用します。

型紙の左にある外カーブについては型紙では切っていません。

デザイン的に色々な形にしたい場合はこの状態の方が自由度が高いからです。

手縫いが終わった段階でどの形状にするか決めたいと思います。


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革の荒裁ち

荒裁ち

革は1.5mmのヌメ革の生成りを使用します。


ハケで好みの色に染色する

今回はハケを使って染色をします。

染めない場合、この工程は省きます。


クラフト染料の茶色にします。

薄めて染めていきますが、2倍程度に希釈しています。


ハケ染めの染め始め

ハケで縦横斜め丸と色々な方向から染めていきます。


1回目のハケ染めの床

今回は床も同じ色で染めます。

名刺入れなので、蓋の裏側もよく目につくので同じ染料を使って染めます。


染まりました

画像ではずいぶん明るいですが、実際はもっと濃い茶色です。

ハケ染めはこれで良しとします。


軽くグラデーション

軽くグラデーションにしてみました。


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床磨き

床磨き

乾いてみると床にムラが目立ちますが、使用感が出て良いかなと思います。

床磨きには今回CMCを使用してガラス板で磨きました。

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クラフトシャ(craftsha)

床磨きをしない場合、この工程は省きます。


名刺入れの型紙に合わせて本裁ち

カード入れの本裁ち

型紙に合わせて本裁ちします。

革を染めた場合、革が縮むのでしっかりと乾燥させてから本裁ちをします。


手縫後にできない部分を先にコバ磨きをしておく

カードを出し入れする部分のコバ磨き

カードを出し入れする部分は手縫い後だと磨けないので先にコバ磨きをします。

今回はカードの出し入れ部分を試しにネジ捻を使って装飾してみました。

後で念を入れるより、この段階で飾り捻を入れておくと楽です。

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革同士を張り合わせる部分に接着剤を塗る

スリーダインの塗布

接着剤を付ける部分を決めてからCMCで塗った部分はけがいておいて毛羽立たせておきます。

こうすることで接着剤の乗りが良くなります。

今回使用する接着剤はスリーダインを使用しました。

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スリーダインが無い場合は木工用ボンドでも構いません。


手縫い用に菱目打ちで穴あけと装飾

接着

まずは革にガイドラインを引きます。

その後菱目打ちで穴を開けていきます。

今回、菱目打ちの穴のピッチは4mmにしました。


手縫い

手縫が完了

手縫が完了しました。

使用した糸はいつも使用しているビニモ MBTの色はベージュです。

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手縫い後のコバ処理

コバ磨き

少しコバ磨きが甘いですが、コバ磨きが終了しました。

コバは綿棒を使って焦げ茶で染めています。


ニートフットオイルを塗る

ニーフットオイルを塗った後

ニートフットオイルを布に軽く含ませて全体に刷り込みます。


仕上げに色止めをする

色止め後

色移りをしないように色止めをしました。

今回はレザーコーティングのマット使用しています。


マチ無し名刺入れの完成

完成した名刺入れの内蓋側
名刺入れの裏側
名刺が10枚程度は入る
完成した名刺入れの裏側

マチ無し名刺入れが完成しました。

名刺は10枚程度でしたら入ります。

糸を縫う位置を調整すると20枚程度は入る名刺入れもできると思います。

今回の名刺入れはマチが無いので簡単に作ることができます。


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