CMCの粉からコバ磨き、トコ磨き用の液体を作る

レビュー消耗品
CMC


はじめに

CMCはコバや床磨きをするときに使用する消耗品です。

レザークラフトを始める当初から必要になるものではないです。

トコノールがお勧めですが、たくさん使うようになった頃にCMCを用意する程度で良いと思います。


CMCとは

今回使用するCMCは「カルボキシメチルセルロース ナトリウム」と言うそうです。

袋の裏にも書いてありますが、この商品は食品添加物だそうです。

CMCはサラサラな粉で少し匂いがします。

この粉を水に溶かすことで粘度のあるドロドロしたローションのような液体を作ることができます。

CMCを コバ や トコ に塗って半乾きになったら 帆布 やガラス板などで磨いて艶を出します。

こちらのCMCはワックス成分や防腐剤など何も入っていない状態です。


どこに使うのか

レザークラフトで使用するのはコバ磨きとトコ磨きです。

指に少量付けて コバ や トコ に塗り磨きます。

使用するケースは少ないですが、トコ磨きをする場合はそれなりの量を使用します。

何度もトコ磨きをする場合はトコフィニッシュなどでは割高になるのでCMCを使用するのがお勧めです。


コバ磨き

コバ にCMCを軽く塗布して磨くだけなのでトコフィニッシュと同じ使い方です。


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トコ磨き

これもトコフィニッシュと同じ使用方法です。

トコ に塗って乾く前にガラス板で擦って トコ を整えます。


CMCの作り方

CMCを入れる容器

冷蔵庫に10年前に買ったタラコが入っていた瓶を使いました。

綺麗に洗ってあります。

今回初めて使うので計量して作りましたが、水は冷水より熱い温水の方が早く溶けるようです。


CMCにお湯を入れる

温水で混ぜましたが、がっつり粉が残るので棒でかき混ぜていきます。


CMCをかき混ぜる

しばらくかき混ぜましたがあまり溶けませんでしたのでしばらく放置します。


あと少しで粉がとける

熱湯を使用しましたが、冷えたころにはほぼ溶けていました。


CMCを溶かして2時間ほど経過

2時間ほど経過すると粉は全て溶け、細かい泡も消えていました。


CMCの粘度

画像では判りにくいですが、なかなかの粘度です。

トコフィニッシュよりも粘度があります。

粉の量が多いとヌルヌルになりますので、好みのヌルヌル具合は作りやすいのかなと思います。

今回使用したCMCは約3%程度の濃度でしたが、濃すぎたようで、1~2%程度で使用するのが良さそうです。

具体的には120ccに対して小さじスリきり1杯です。


まとめ

トコに使ってみました

試しにかなり荒れた トコ に塗って磨いてみました。

左がCMCで磨き、右はトコフィニッシュを使用しました。

磨いた後はどちらも大差がありません。

薄めに塗れば問題なさそうですがたっぷり塗った場合、乾燥していても水に濡れたらヌルヌル感が出てきました。

もう少し水分を増やすか塗る量を減らすかした方が良さそうです。


CMCのカビ

CMCはカビるという情報もありました。

防腐剤が入っていないからです。

25日ほど経過した時に表面に何か浮き始めましたのでカビかと思います。

トコフィニッシュはいろいろな成分が入っていますが、CMCは防腐剤やワックスなどの成分が入っていないようなのでカビるようです。

色々添加して自分でオリジナルを作るのも良さそうです。


同系統の他の商品

トコノール

乳白色のクリーム状の液体で、乾くと透明になりますが着色されているタイプもあります。

ワックス成分が含まれています。


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トコフィニッシュ

透明で粘度があるゼリー状の液体。

ワックス成分については「艶を出す」と書いてあるのでワックスは入っていると思いますが、正確には不明です。


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