レザークラフトで使用する御影石、大理石

道具


はじめに

レザークラフトでは御影石や大理石を使うことがあります。

「レザークラフトに石を使うの?」

「そんなの要らないのでは?」

「そんなの何に使うの?」

「使う事にどんな意味があるの?」

と思うかもしれません。

私も最初は必要なのか疑問に思っていました。

ところが、御影石や大理石が有るのと無いのでは大きく違いました。

それは木槌で打ち付けるときの打音が明らかに小さくなります

静音が必要なアパート、マンションなどで使用するときは持っておきたい道具です。

御影石や大理石の主な用途は菱目打ちや穴あけポンチ、カービングなどのときに木槌で叩きます。

そのため基本的に打ち台として使用されます。


御影石や大理石を土台として使用しますと、机の上で作業するより音が小さくなります

これは机の上で叩くよりも、御影石や大理石の方が硬さと重量があるので消音効果が出ていると思います。

大理石が多く使われているようですが、御影石でも特に問題ありません。

Amazonでレザークラフト用の大理石はメーカー製になると結構高いです。

表面、裏、側面がしっかり加工されていてツルツルになっていますので、革を漉く時にも使用できます。

また、大理石にも種類があるようです。

天然大理石のほかに人工大理石や人造大理石というのもあるそうです。

御影石にも天然以外のものがあるようです。


おすすめは御影石をホームセンターで手に入れる

私が使用しているのは、ホームセンターの敷石が置いてあるところで見つけた御影石です。

庭や玄関前などに置かれているようなものです。

表面は平たんに加工済みですがピカピカに磨かれているわけではありません

物によると思いますが、裏、側面はある程度凸凹です。

天然なのかどうかは記載されていなかったので残念ながら不明です。

仮に御影石が割れたとしても安価なので「買い替えればいいかな~」と思い50mm厚のものを最初に購入しました。


体重計を持っていないので重量は計っていませんが、ちょっと計算してみます。

手に入れた御影石は30cm×30cm×5cmなので4500㎤となります。

御影石は花崗岩に属するそうで、密度は2.5~2.7だそうなので計算すると約11キロとなります。


はじめのうちは御影石を膝に乗せてしばらく使っていました。

御影石を机の上に置いて使用するよりも、膝に乗せて使用すると消音効果は抜群です。

普段は床に傷がつかないように固めの分厚いスポンジの上に置いています。

ですが、使うたびに「どっこいしょ」と持ち上げるのがしんどい。

そのうち作業台にしているテーブル(PCデスク)に御影石を乗せたままになりました。

しかし、御影石が重すぎて作業台のテーブル部分が歪みはじめました。

他にもいろいろ置いているので作業台自体の重量が重くなりすぎたようです。

このままではキャスターが重量に耐えられない。

案の定キャスターはプラスチック部分が変形していました。

プラスチック製のキャスターを金属製に交換をしましたが重量は変わりません。

どうしようかと思っていたところ、3cm厚の御影石が400円位の特価で販売しているのを見つけたので変更しました。

30cm×20cm×3cmなので1200㎤ となり、約3キロとずいぶん軽くなりました。

A4サイズなのでちょうどいい大きさで使い勝手は良いです。

今まで使用していた大きいタイプは夜間にガンガン叩く必要がある時に使用する程度です。

ですが、そんな事はほぼ無いので現在は使用していません。

御影石や大理石を使用すると明らかに打音が小さくなるので、音が気になる場合は持っておいた方が良いです


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