はじめに
革を染めた時、革が水分を含んでいるため乾燥するまで次の作業ができません。
本来は革を日陰に置いた自然乾燥が理想ですが、作り始めた作品は早く作ってしまいたいものです。
そのため1日どころか半日乾かすのも待っていられない。
これはレザークラフトをしている作家さん皆の共通した部分かなと思いますが、なんとか時短できないかなとイロイロ考えていました。
試してみてわりと良さそうなので今回紹介したいと思います。
水を含んだ革を乾かす方法
単純に乾かす方法として一番に思いつくのはドライヤーです。
ドライヤーも試しましたが、事前に調べてみると水染みができる可能性があるそうです。
これは急速に水分が乾くためにできるそうです。
そのため、ドライヤーを使う時は何度かに分けて熱くなりすぎないように調整しながら使用していましたが面倒でした。
次に試したのが家に置いてあった電熱ヒーター。
角度を任意に変えられるので、肩を温める様に以前購入したものです。
温める面積が小さくそれなりに熱くなるので革からの距離と、置く位置を調整しながら使用していました。
ですが、面積が小さいので何度かに分けて位置を調整するのが面倒でした。
次に試したのが動物を温めるヒーターです。
爬虫類用なので熱くなりすぎる事はないだろうというのと、平面なので普段は立てかけるだけで場所を取らない。
USBなので手軽な電源と、そこそこのサイズを選べる点で購入してみました。
今回はそのレビューとなります。
USB簡易ヒーターの使用感
スイッチ部分ですが、3段階で温度が変えられます。
タイマーは無いのでONの間はずっと暖かいままです。
HIGHでも問題なさそうな温度です。
温度計を持っていないので具体的な温度は判りませんが、「暖かいな~」という程度です。
この記事を書いているのが4月上旬なので室内よりは暖かくなります。
USBヒーターの上はいつも真夏といった感じでしょうか。
配線は1m近くありますので取り回しも楽です。
私が購入したのはMサイズの150mm×280mm。
ハケで染めて、水分を吸収しなくなった革を乾かすために置いた状態です。
まだまだ2回目、3回目と染めないといけないです。
革を上に置いて放置するだけで勝手に乾燥していくので手軽です。
急速乾燥ではなく、時短と思えばありだと思います。
そのうちもっと大きなサイズを仕入れようかと思います。