レザークラフトで使用する糸は何色を選べばいいのか?
レザークラフトで作品を作る時、悩んでしまう事の1つに糸の色があります。
「青系の革には何色の糸が合うのか判らない」
「赤い革に黄色い色の糸は合うのかな?」
「何色の革にも合いそうな黒い糸ってどうなのかな?」
「無難の色の糸はあるのだろうか?」
「糸の色が多すぎて選べない」
「せっかく作った革製品を友達に見せたら色の組み合わせが変だと言われた」
「名刺入れの左右のステッチで糸の色を替えたら変になった」
「何色が良いのかわからなくてセットを買ったけど使っていない」
糸の色について悩んでしまったり失敗した経験があると思います。
このページでは糸の色選び方や考え方について解説していきます。
また、糸の長さで悩んだ時にはこちらをご覧ください。
糸の色は革の色も関係してくる
そもそもなぜ糸の色選びで迷ってしまうのか?
1つは色の種類が多すぎるため、選択肢が多すぎることにあります。
私が基本的に使用しているビニモ MBTには92色もあります。
色見本を取り寄せようか悩んだくらいです。
レザークラフトで使用する革も様々な種類があります。
染められていない生成りや茶系の色、赤や青系に染められていたり。
まだら模様が美しいオイルレザーや蝋引きされたブライドルレザーなどなど。
革の色や艶のあるなしといった質感によって合う色や合わない色があります。
糸の色選びは使用する革に合わせて選ぶため、合う色を選ぶのに迷ってしまいます。
色見本を活用して色を選ぶ
デザインの部類になりますが、色相環というものがあります。
カラーサークルとも呼ばれています。
ベースとなる色に合う色は既にあります。
色には一定の法則があるのですね。
例えば赤は水色。青には黄色。緑にはピンクといった「反対色」と呼ばれる色です。
他にも「70:25:5の法則」というものがあります。
こういったものを利用してみると、大変だった糸の色選びも絞り込める分だけ楽になります。
赤色の革だから水色の糸が目立つ。青色の革だから黄色の色が目立つ。といった具合です。
「黄色はちょっと明るいから、似た色でもう少し暗めのオレンジにしてみようか」
このように色の系統を知ることである程度絞り込むことができます。
無難な糸の色は何色なのか?
レザークラフトでは無難な糸の色があります。
それはベージュです。
ベージュでも明るいベージュもあれば暗いベージュもありますので中間を選んでおくと無難です。
私もベージュを持っています。
ベージュは糸の色としては地味ですが、主役である革の色を邪魔しない色でもあります。
そのため、ビニモ MBTで主に使用しているベージュは108番の色となります。
この色はおすすめですよ。