はじめに
レザークラフトには針は必需品です。
糸を手で縫う、いわゆる「手縫い」として使用する針の事を「手縫い針」と言います。
また、革に糸を縫う針は布に使用する針とは少し違います。
手縫い用針とは
通常針先は尖っていますが、レザークラフトで使用する手縫い用の針先は丸まっています。
革を手縫いをするとき、表側から糸を通し、同じ穴に裏からも糸を通す縫い方をします。
その際に針先が尖っていると糸に糸を通してしまいます。
そのため針先が丸まっていると糸に糸を通しにくくなりますので、あえて針先は尖らせていません。
また、布用の針先が尖っている場合でもダイヤモンド砥石などを使って針先をつぶし、丸くさせることで使用できるようになります。
針にも太さ、長さ、糸を通す穴の大きさ、形状も様々なのでお好みを探すのが良いと思います。
手縫い用針の先端部分
左の針が手縫い用針で、右がよくある針です。
先端が尖っていればヤスリで丸めてしまえばいいです。
針先が丸い理由はいくつかあると思いますが、レザークラフトでの手縫いは糸を交差した縫い方のため同じ穴に糸が2回通ります。
その時に糸に糸を通さないようにするのに針先が丸まっている方が都合が良いです。
おすすめの手縫い用針
普段使用している針です。
こちらの商品は針の直径が1mm、全長49mm、穴部分の幅1.2mm、穴の幅0.8mm、穴の長さ2mm。
針の先端は丸まっていて糸を通す穴の部分に糸の逃げ用に少しだけ溝があります。
針が太いと 菱目打ち で開けた穴に糸を通す時に引っ掛かりやすくなり、指の力が無いと針を通せないことはよくありました。
今思えば糸が太い、 菱目打ち の下敷きが悪かったなど針以外の要因もあったと思います。
とりあえず針は細いのが良いというのは今でも変わらず、現在はこちらの針で落ち着いています。
欠点を言えば穴が小さいので老眼には糸通しが無いと糸を通すのが大変という程度でしょうか。
糸通しは1枚目の画像下部にあるものですが、100均に数個セットで売っています。
残念ながらすぐに壊れるので現在は使用していません。
以前は糸の太さは1mmの蝋付き糸を使用していましたが、ビニモ MBTが良いみたいなのでそちらを使用しはじめました。
実際使ってみるととても使いやすいです。
ビニモ MBTは蝋引きされていないので蝋も別で購入して使用しています。
わざわざ蝋引きしなくても良いという意見もあるようですが、少しでも耐久性が上がるので蝋付けをするのがお勧めです。
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