糸とは
レザークラフトで使用する糸にはいくつか種類があり、麻糸、ナイロン、ポリエステルなどです。
なかにはシニュー糸という特殊な糸もあります。
古くからある革の歴史を考えれば趣のある糸は麻糸なのかなと思います。
糸をレザークラフトで使用する場合、布を縫うのとは違い糸に蝋を付けるのが特徴で、これを「蝋引き」と言います。
蝋を糸に付けることで毛羽立ちを押さえたり、耐性を上げたり、緩みを防止する目的があります。
また、初めから蝋付けされた蝋引き糸というのもあります。
色や太さも非常にたくさんありますのでお好みを探すのが良いと思います。
いろいろ調べてみると糸の定番は ビニモ というタイプのようです。
現在はビニモ MBTをよく使用していますが、まだまだ糸については調べが足りていません。
というのも、種類が多すぎて何がいいのか判らないくらい多いです。
ビニモ MBT
おすすめというか、用途として広く使えるとどこかで見かけたので購入したのがこちらの糸です。
ビニモ というメーカーのブランドで、太さも良く使われているようです。
色もベージュだと様々な革の色と組み合わせられるうえ糸が1000mと長いのでお得です。
ご紹介している糸は「ビニモ MBT」という種類で「ビニモ」とは違いますのでご注意ください。
MBTが付くビニモは糸にコーティングがされていますので撚りが戻りにくくなっています。
こういった理由から汎用性が高そうなので現在はこの糸を使用しています。
蝋引き糸
蝋引き糸は初めから糸に蝋が付けられているので、 蝋引き する必要が無く手軽に使用できる便利糸です。
私が初めて購入した糸も蝋引き糸でした。
糸の太さはどのくらいが良いのかよく判らなかったので、Amazonでよく見かけたサイズの1mmを購入して使用していました。
後に1mmは太すぎたと判明したのですが、レザークラフトを始めた当初は判らないので糸の太さが原因で色々と苦労したり、回り道もしていました。
蝋引き糸は 蝋引き する必要が無い反面、蝋が付きすぎている欠点があります。
蝋引き糸で手縫いをすると革に剥がれた蝋が付着するので、手縫いする前に多すぎる蝋を何とかする必要があります。
方法は革の端材を用意し、床で糸を強く挟んだり、爪を立てて強く挟み、引っ張ることで蝋をある程度取ることができます。
このように強めに糸を握って糸を一気に引っ張ります。
変色した部分は熱が原因ですが、少しは蝋も付着しますので蝋を多少調整できています。
数針 手縫い をすると自然と余分な蝋は取れていきますので、まずは練習として色々試してみるのが良いと思います。
蝋引き の方法についてはこちらをご覧ください。
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