レザークラフトで使う菱ギリの使い方

道具
菱ギリ


はじめに

菱ギリはレザークラフトを始めた当初は無くても問題ない道具です。

ある程度上達してきたときには欲しくなる道具でもあります。

菱ギリの使い方は一見簡単そうに見えます。

ですが、実は非常に難しい道具です。

レザークラフトの技術を上達したいときには練習するのも良いと思います。


菱ギリとは

1穴づつ穴を開けるときに使用する刃が菱型になった錐です。

形状が菱型になっているのでレザークラフト用の錐となります。

取扱は大変難しく、常に垂直に刺さないと革の裏側の穴の位置が乱れてしまいます。

そのため、正確な技術が必要で穴のラインが直線になるように練習する必要があります。


菱ギリ

購入した菱ギリの刃先

太さや先端の形状などイロイロあると思いますが、高い精度が必要なのと価格的に高いものではないので購入する際はメーカー製がおすすめです。

先端の尖った部分が中心からずれていると穴を開けるときにズレて穴が開いてしまいます。

そのため、菱ギリの精度は必要です。

手に入れた菱ギリには既に刃が付いておりますので、簡単に革を貫通します。

購入した菱ギリに刃はついているのですが、とりあえず仕上げに磨いてみました。


刃先を磨いた菱ギリ

菱ギリのザラザラした部分は1000番のダイヤモンド砥石で中心線が変わらないように軽く削り、 革砥 で磨いた後にピカールで仕上げました。

刃を付けたわけではないので20分ほどで終わりました。

革の貫通のしやすさは変わったような、変わっていないような・・・

抜くときも抜きやすくなったような、変わっていないような・・・

元々の品質が良いのでしょうね。

違いがあまり判りませんでした。


形状を少し変えた菱ギリ

特殊形状にした菱ギリ

以前購入した菱ギリの太目です。

間違えて太いタイプの菱ギリを購入してしまい、しばらく放置していました。

駒合わせ縫いを練習するときに丁度いいかなと思い改造しました。


先端部分が中心よりズレでいるのが判ると思います。

これはわざとずらしています。

駒合わせ縫いを色々試していました。

その結果、菱ギリで穴を開けるときに開けやすいようにグラインダーで大まかに削って作りました。

こうすることで革に対して斜めに穴を開けやすい道具が出来上がりました。

今では駒合わせ縫い専用の菱ギリとして活用しています。


菱ギリの下敷き

菱ギリを使用するときに革の下敷きにする道具でよく見かけるのはゴムマットやビニール板、コルクといった柔らかい板です。

これは考え方によってくると思いますので、なんとも言えません。

私はカッターマットを使用しています。

理由は簡単で下敷きが柔らかいと必要以上に大きな穴を開けてしまうからです。

硬めのカッターマットを使用することで最小限の穴を開けるだけで済みます。

そのため、手縫い後の見た目も変わってきます。


菱ギリを上手に使える様に練習する

菱ギリは垂直に穴を開けるのが基本となります。

簡単な練習方法は、革の端材を何枚か重ねて菱ギリで穴を開けていく練習方法です。


下準備

2mmの革を5枚重ねて10mmにした革を用意しました。

コバは垂直に切って揃えておきます

ステッチンググルーバーで表と裏に溝を付けます。

これで垂直に菱ギリを刺すことで垂直に穴を開けているか判断できます。


試しに少しだけ貫通しない程度に菱目打ちを使いました。

最初に菱目打ちである程度開けた部分に菱ギリを差し込んで貫通させると、垂直になっているかの目安になるかと思います。


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実際に穴を開けていく

一通り菱ギリで穴を開けてみました。


1か所大きくずれてしまいました。

他の部分は大体揃っていますが、線は乱れています。


溝の直線が見にくかったので一旦切り落とし、再度菱ギリで穴を開けました。

今回は裏側をボールペンで線を引いています。

2度目は菱目打ちで間隔が判る程度に跡を付けただけで、穴は菱ギリで開けています。

パっと見は良さそうに見えます。


平縫いをして線の乱れを確認

手縫いをしてみました。

良く見るとわずかにラインが乱れています。


針を穴に刺してみると4本の針が全て均等で垂直になっていないのが分かります。

縦方向にはほぼまっすぐですが、横方向には乱れがありますので穴の間隔がズレていることになります。

やはり菱ギリは難しいですね。


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菱ギリの持ち方を試す

今回菱ギリの持ち方はなるべく安定するように意識していました。

菱ギリは右手で握り、左手は右手を包み込むようにして握ります。

そのまま革に押し当て、肘は机に当てて固定し、親指で押さえて穴を開けました。

両手で菱ギリがぶれないように保持し、親指で貫通させる方法です。

なるべく同じ体制になるように意識して穴を開けました。

3個穴を開けたら革の位置をずらしてまた穴を開けて・・・と繰り返しました。

革の厚みが10mmと分厚いので少しずれただけでも革の裏側のズレは顕著になります。

3mm程度の革の厚みなら気にならないかもしれませんが、もっと練習して菱ギリの扱いに慣れたいです。


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