革の名称
革にはとても多くの種類があります。
多すぎてよく分からないこともあります。
私もレザークラフトを始めた当初はよく判りませんでした。
タンローとヌメを見た感じでは同じに見えたからです。
メーカーが付けた名称の違いだけで同じでしょと思っていたくらいです。
ですが、色々調べていくうちに違うと知りました。
レザークラフトではヌメ、タンローという革を使う機会が多いと思います。
そして革を選ぶとき、ヌメやタンローと書かれた革を見たこともあると思います。
レザークラフトで革製品を作る時、何がどのように違ってくるのか?
このページでは簡単ですが、ヌメとタンローの違いと関連するものについてわかっている範囲で説明しています。
ヌメとタンローの違い
簡単に言うと皮を革に鞣していく様々な工程において、どの段階で仕上げたかによって名称が変わります。
つまり、「ヌメ」の次の工程が「タンロー」となります。
具体的には、ヌメ革に比べてタンローは色が白っぽいです。
そのため、自分で革を染めるのであればタンローが良いということになります。
タンローはヌメに比べて色が白っぽいので発色が良くなるからです。
また、革を染めずにエイジングをしたいのでしたらヌメがおすすめです。
ヌメの方がタンローに比べて肌色に近いからです。
普段私が革を購入しているのは「協伸株式会社」です。
こちらでは「ヌメ革タンロー」という革を購入することが多いです。
この場合はどっちなのか、あるいは中間なのか悩んでしまいます。
生成りとは何か?
「生成り」とは染色していない素材の色を指します。
レザークラフトでよく使用される革を選んでいるとき、肌色のものは生成りとよく書かれていると思います。
販売されている麻糸にも生成りはあります。
逆に染められた革は生成りとは呼ばれません。