簡単なので布タンポを作ろう
レザークラフトの染色方法の1つにグラデーションがあります。
革をグラデーションに染色すると使用感が出せる。
昔からあるようなアンティーク感。
コントラストによる立体感。
難色も使って虹のようにもできるのでオリジナル感。
グラデーションは革の表情を演出しやすいです。
このページではグラデーションに染めるときに使用する「布タンポ」について説明していきます。
布タンポとは
布タンポというのは布を布で包んで使用する道具で絵画にも使用されています。
木の棒を取り付けたり、「タンポ」とも呼ばれたりしています。
レザークラフトでは木の棒は必要ありません。
布タンポの作り方
布タンポの作り方は簡単です。
テルテル坊主を作るのと同じです。
子供のころにテルテル坊主を作ったことがある人も多いのではないでしょうか。
違いはティッシュで作るか布で作るかです。

まずは15cm四方の布を2枚用意します。

1枚を畳んで中に入れ、もう1枚で包み輪ゴムで止めます。

あっという間に布タンポができました。
どのような生地がいいのか
布タンポで使用する布は端切れや使い古したタオルで十分です。
使用する布はタオルがおすすめです。
タオルをおすすめするのも理由があります。
平面がツルツルしたTシャツなどより、タオルのザラザラした部分の方が革を叩いたときに斑になりやすくグラデーションの味になるからです。
ただし、革の凹凸を生かした染め方をする場合はツルツルした布が良いです。
興味があればツルツルした布とタオルや帆布など、色々な布で試してみてください。
まずは布タンポの使い方に慣れておくと綺麗なグラデーションを付けやすくなります。

安いTシャツを切ってクリップで止めただけの布タンポでも十分使えます。
どれくらいの大きさがいいのか
布タンポは大きいと作業がしやすくなりますが、問題もあります。
大きい分だけ水分を多く含むため、染料を多く使うことになります。
革の半裁を染めるのであれば大きめがいいのですが、通常はA4サイズ1枚程度。
バッグなど、大きくてもA4サイズ2~3枚程度です。
そのため、布タンポで使用する布の大きさは15cm四方であれば十分かと思います。
具体的な布タンポの使い方
基本的には「叩く」か「擦る」の二通りです。
基本は叩く

こちらの革は黄茶を染めていない革に布タンポで縁を叩いただけです。

布タンポを斜めにして叩きました。
いきなり実践ではなく、革の端材で練習することをおすすめします。
布タンポを叩く力加減と角度は一定になる様に意識して叩いていくとムラになりにくいです。
擦る

革には凹凸がありますので、凹凸を生かした染め方をするときは布タンポで擦ります。
基本的に円を描くようにして擦ります。
縦横に擦ることもありますが、円を描くようにするのがいいです。
タオルのような凹凸のある布の場合、強く押し付けて擦ると革が傷つくこともあるので力加減に注意します。
布タンポに含ませる水分量

布タンポを使う時は色味の確認と水分量を確認するため、紙の適当なところを叩きます。
画像の中央は水分が多いのでベチャッとしています。
そんな時は布タンポを絞って水分を減らします。
掠れたように、布の目が写る程度が良いと思います。
何度か叩いて力加減、水分量と色を確認してから使用します。
叩き始めは水分が多いと色の境界がハッキリとしてしまいます。
慣れないうちは布の目が分かるくらいの水分が良いです。
強く叩く必要はありませんが、力加減が判らないうちは革の端材で染まり具合を確認してから染めていきます。