はじめに
レザークラフトでは作品作りの途中で コバ を磨く作業があります。
コバ を磨くことで見た目を綺麗にしたり、耐久性を上げるのです。
ウッドスリッカーはムラの無い綺麗な曲面に仕上げることができますので、必須といってもいいくらいの道具です。
ウッドスリッカーとは
名称は ウッドスリッカー の他にコーンスリッカーとも呼ばれています。
素材は木で溝が彫られており、溝に革の コバ を擦ることで コバ磨き と コバ を曲面にするときに使用する道具です。
素材は何かの木のタイプや黒檀(コクタン)という素材があり、レザークラフトでは黒檀をおすすめします。
理由は単純で黒檀の方が強度が高く、なにかの木より滑らかになっています。
また、黒檀は仏壇や工芸品にも使われているそうです。
よく使うウッドスリッカー
最もよく使うウッドスリッカー
左のウッドスリッカーをよく使っています。
他の2本のウッドスリッカーは本来 リューター に付けて使用するために購入しましたが、そのまま手に持って使うこともあります。
ウッドスリッカーの溝はコバの厚みによって変えています。
たまに使うウッドスリッカー
一見すると使いやすそうなのでレザークラフトを始めた頃はよく使っていました。
このウッドスリッカーは現在は溝部分はほぼ使用せず、先端部分と裏の平面を使用する程度です。
そうした使い方をする理由は溝の端が尖っているのでコバ磨きをしているときに角度が少しずれるとコバを傷つけてしまうからです。
円柱状のウッドスリッカーならそんなことは無いので、現在は溝部分は使用していません。
ですが、先端のスロープ状になった部分や裏面はそれなりに使用できますので持っていても損はありません。
平面用に特化したウッドスリッカー
四角いウッドスリッカーはトコ磨きに使用しています。
トコ磨きはガラス板を使用しますが、四角いウッドスリッカーでも代用できますので気分で使っています。
3点セットのウッドスリッカーもあります。
ウッドスリッカーの代りになるもの
いわゆる ヘラ ですが、こういったものも使いにくいですがウッドスリッカーの代用で使用できます。
入手は簡単で、円柱状の竹製の割りばし、つまようじなどダイソーなどでも手に入るようなものばかりです。
円柱状のウッドスリッカーの自作に卓上旋盤があれば作れます。
最近小型の卓上旋盤を手に入れたので、そのうちウッドスリッカーを自作してみようかと思います。
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